2020.12.06

スポンサー契約中の上野高広氏、D1グランプリRd.6『2020 EBISU(WEST) DRIFT』に出場

福島県二本松市(エビスサーキット)にて、D1グランプリRd.6『EBISU(WEST) DRIFT』が11月14日(土)15日(日)に開催されました。

D1グランプリでは「ドリフトの聖地と言えばエビス南コース」ですが、今回は西コースで初の開催。エビスサーキットは今年2回目の会場となるものの南とは全く違う戦いとなりました。

午前6時、エビスサーキットはマイナスの気温、日中は暖かくなるものの朝晩はかなり冷え込む中での準備が行われていきます。

 

前々日の練習走行中のアクシデントにより左フロント足回りを破損。その他にもかなりのダメージを負う中、修理、アライメント、新しいエアロパーツの取り付けやラッピングまでを行うこととなる。そのような中でも前日の午前中には修理を終え、「TEAM VERTEX」のD1グランプリへの熱意を感じました。

しかしセッティングまでは調整が整っていない状態での「単走トーナメント」となりました。

追走トーナメントBest16へ

路面状況はドライ。2本を単走し、勝ち残った「上位16台」が追走トーナメント進出となります。

上野選手は2本目でゾーン減点があったものの96.6で13位、無事に通過、上位16台「追走トーナメント」Best16へ進出。

 

「追走トーナメント」は№9末永選手との対戦。

後追いで2ポイントリードとなる。2本目の先行では、1ポイントリードされたがトータル1ポイント差で「追走トーナメント」Best8へと進出しました。

 

スタートからホームストレートで加速、ドリフトをしたすぐさま減速をし、コーナーをクリアした後、すぐに振り返す。インクリップし難い今回のかなり難しい初コースでBest8に進出し気合いが入ります。

 

「追走トーナメント」Best8ではカー№70横井選手と対戦。先行で上野選手は見事な走りで高ポイントでしたが横井選手が後半ピッタリ寄り、後追いポイント8で4ポイントリードされる。2本目の後追いではポイントを取り切れず197対199、惜しくも2ポイント差で敗退となりました。

次戦は「最終戦」、車両も次戦にむけフルメンテナンス。

上野選手、「自分が安心して乗れるのは、信頼できるメカニックのおかげです!」とコメント。

TEAM VERTEXはチーム一丸となり最終戦に向かいます。

【シリーズランキング】ドライバーランキング7位・単走ランキング14位・チームランキング7位

[ ダイワオートモビルズ株式会社/ダイワカークラフトスタッフコメント]

ダイワカークラフトスタッフ、志賀佳祐です。

「EBISU WEST DRIFT」参戦は今期、2回目のサポートをさせていただきました。

現場ではとても緊張感があり、簡単にこの雰囲気には慣れませんが「TEAM VERTEX」上野選手が良い走りを、良い結果であるようにと強く願いながら、全力でサポート致しました。

自分自身、まだまだ力不足な部分もありますが、普段とは違う環境の中でメカニックとして動き、前回よりも成長できたと感じています。

ありがとうございます。

 

◆D1グランプリシリーズ◆

「ドリフト」とは後輪もしくは4輪を滑らせながら走る走法のこと。

ドライバーは通常の運転の限界を超えた領域で、曲がっていく方向とは逆にハンドルを切り、非常に高度なバランスをとってクルマをスライドさせながらコントロールする。猛烈な白煙を上げて駆け抜け、ダイナミックかつアクロバティックなそのアクションは、見ている者の感性にダイレクトに訴えるカッコよさがある。勝敗はマシンの性能より、ドライバーのウデに依存するところがはるかに大きい。

また、シリーズ戦で採用されている種目として、単独で走る「単走」と、複数で走る「追走」があり、それぞれの1位を決めるとともに、追走トーナメントで最後まで勝ち上がった選手が各ラウンドの優勝者となる。