2022.07.11

地域によってイオンデポジットの出来やすさに違いがある!?

題名の通り、

ある一定の地域の業者様から

「ここらへんの地域はイオンデポジットが出来やすい」

「洗車すればするほど汚くなる」

という声を頂きました。

なぜか?徹底的に調べてみました。

原因はミネラル!?

ミネラルとは、水の中に含まれる

ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムの主な4つの栄養素です。

これらは「無機物」に分類され、イオンデポジットの主な原因でもあります。

(イオンデポジットとウォータースポットの違いについてはコチラの記事)

よく蛇口付近に目立つ「白い汚れ」の原因でもあります。

そう、このミネラルの含有量の違いが、地域ごとに異なるお客様の”声”の正体でした。

地下水の埋蔵量で違いが!?

ミネラルが多く含まれている水といえば

・地下水

他にも色々要因はありますが、簡単に採水できる水といえばこれです。

そしてこの「地下水」が多く埋蔵されている地域が・・

関東平野

濃尾平野

大阪平野

主にこの3つの平野です。

これらを元に、イオンデポジットについての声を頂いた地域と、

各地の浄水場がどこの原水を利用しているのかを、比べてみました。

すると・・

「浄水場が使用している原水がどこの水かによって、ミネラルの含有量に違いがある」

という結論に辿り着きました。

なぜメーカーがここまで原因追及するのか?

きちんと理由があります。

「お客様にきちんと説明することが出来るから」です。

今回の水の件、日本地図を見たりして色々調べても、

結局憶測でしかありません。ですが、

「こういう可能性も考えられる」と説明するのと、

「原因不明です。調べてないけどたぶんこれが原因だと思います」と回答するのでは

重みが全然違ってくるのです。

そして、今後商品を開発する時の参考データにもなるのです。