2022.03.25
【小話】アルミ原料価格の高騰、なぜ?
前回、アルミホイールの値上がりについて記載しましたが、
アルミホイールメーカーだけではなく、
アルミを加工することで成り立つ自動車部品メーカー、
調理器具メーカー(フライパンや寸胴)も打撃を受けています。
アルミの価格は、2年ほど前と比較すると1.5倍になってしまいました。
もともとアルミニウムは、軽量で加工し易く重宝され、
その割には安価な金属でした。
では、なぜアルミが高騰したのか?
色々な要因はありますが、
自動車にハイブリッドが誕生し
電気自動車が数多く生産されることにより
アルミ素材の使用が増えてきました。
例えばハイブリッド車や電気自動車は
重たいバッテリーを積まなければなりません。
しかし、車体が重くなることで燃費の悪化や動力性能が劣ってしまいます。
そこで、軽量なアルミニウム素材が多様化され、
アルミニウム素材が世界中でひっぱりだこに・・
生産地や工場での働き手不足
コンテナ不足による運賃の高騰
各国との取引価格競争など
需要が多いのに供給が追い付かないという状況・・だそうです。
だからといって、ただ値上げするだけでは
「高いけど仕方ない」と思ってしまうかもしれません。
「高いけど価値がある」と思ってもらえるように
我々メーカーは開発・生産をしなければなりません。